インフルエンザ脳症の症状
インフルエンザ脳症とは、インフルエンザウイルスに感染して発熱したあとに起こす、神経障害・意識障害などを伴う合併症のことです。症状としては、「高熱」「痙攣」「意味不明の言動」「意識障害」などがあげられます。
インフルエンザの病型は「急性壊死性脳症」「ライ症候群」「HSE症候群(HSES)」などに分類されています。死亡率、後遺症が残る確率が高い、非常に恐ろしい病気です。インフルエンザに感染後、短時間で発症、重症化することが多いので、普段の様子と違う症状が出たら早めに医療機関で受診しましょう。
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インフルエンザ脳症と解熱剤の関係
インフルエンザ脳症で気をつけないといけないのが「解熱剤」です。この「解熱剤」を使用することにより、インフルエンザ脳症が重症化すると考えられています。強い解熱作用がある解熱剤は服用しないようにしましょう。「ジクロフェナクナトリウム」「メフェネム酸」などがこれに当たります。「アセトアミノフェン」は比較的安全な解熱剤と言われています。
インフルエンザ脳症の予防
インフルエンザ脳症は、現在も発症のメカニズムが明確には解明されていません。一番の予防はワクチンを接種してインフルエンザに感染しないよう努めることが大事です。またインフルエンザに感染した疑いがある場合(高熱・全身の痛み・咳・鼻水・頭痛など症状が出た場合)、早めに医療機関へ行き、医師の診察を受けましょう。
タミフルと異常行動
幼児や10代の若者は、高熱の際に幻覚を見て「異常行動」を起こす場合があります。突然意味不明なことをしゃべりだす、笑いだす、また屋外へ出てしまう、などです。一時インフルエンザ感染症の治療薬「タミフル」の副作用によるもの、という説が流れましたが、因果関係は明確になっていません。