赤ちゃんの自閉症とは
「赤ちゃんの自閉症」は、脳の機能の障害・未発達が原因で起こると言われています。誤解が多いのですが、先天的なもので家庭環境や親の育て方などが影響するわけではありません。母親とのコミュニケーション不足、などの誤った認識が多く、辛い思いをしているお母さんも多いと思いため、周囲の理解も必要となります。
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赤ちゃんの自閉症の治療と対策
赤ちゃんの自閉症の特徴と症状をあげてみます。以下のような症状があれば、自閉症を疑ってみましょう。
【乳児期】
●視線を合わせない
●あやしても笑わない
●光や音に敏感である
●体を常に動かしている など
【幼児期】
●ほかの子ども・大人に興味を持たない
●ほかの子ども・大人のまねをしない
●表情が乏しい
●手をひらひらさせる など
【小学生以降】
●言葉の遅れが目立つ
●同じ言葉を繰り返す
●自分の手をかむ など
赤ちゃんの成長はさまざまです。このような症状があっても必ずしも自閉症とは限らないので、医師による適切な診断をお勧めします。ただし、赤ちゃんのときは正確な判断は難しく、2〜3歳くらいにならないと正しい結果は出ないと言われています。
赤ちゃんの自閉症の治療と対策
赤ちゃんの自閉症の治療は症状に応じてさまざまで、根本的な解決は難しいと言われています。親との関わりが大事で、言葉かけなどを行いながら脳の発達を促すようにしましょう。また他の子との交流を行えるよう指導してあげましょう。同じ年くらいの子どもに積極的に関わるようにし、コミュニケーションを図ってください。ただし焦りは禁物です。
自閉症赤ちゃんとサイレント・ベビーの違い
「サイレント・ベビー」とは、赤ちゃんと親(特に母親)とのコミュニケーションの欠落により起こります。周囲に無関心で、感情を表現できない赤ちゃんのことです。自閉症の赤ちゃんが先天性なのに対し、サイレント・ベビーはコミュニケーション不足により起こる症状です。赤ちゃんには十分愛情を持って言葉かけを行うようにしましょう。またどちらの症状も早めに赤ちゃんからのサインに気づき、ゆっくり対処するようにしましょう。焦りは禁物です。